Ceephax“Volume One”

Volume One 

Ceephax「Volume One」
レーベル:Rephlex
リリース年:2006年
ジャンル:Acid,IDM,Drill ‘n’ bass


Squarepusherの実弟にして兄以上のAcid狂いCeephaxのRephlexからリリースされたVolumeシリーズ第一弾。

Acidサウンドは80年代から90年代にかけて世界中のクラブ、そしてレイヴカルチャーに欠かせないサウンドだ。そしてスクエアプッシャーにしてもエイフェックスツインにしても、あそこら辺のイカれちゃってるアーティストもAcidサウンドが大好きだ。彼らの場合テクノやハウスを超えた電子音楽と混ぜ合わせ無邪気にサウンドで遊び倒している。

Ceephaxはスクエアプッシャーの実の弟であるが、アムバム毎にサウンドを変えてくる兄以上にAcidサウンドを愛用しており、このアルバムリリース時は「Ceephax」名義だが、のちに「Ceephax Acid Crew」とアーティスト名にもAcidがつくことになる。

さてそんなAcid狂いなCeephaxだが実は今作ではTB-303を使ってのAcidサウンドはあまり登場しない。同年にリリースされた「Volume Two」では(僕はまだ持ってなくて視聴しただけなのだが)比較的いんAcidサウンドが前面に出されたアルバムとなっている。今作ではTB-303の登場は少ないものの、Acid感のあるチープで奇妙なシンセサウンドと複雑に打ち込まれたドラムが特徴的なアルバムだ。

90年代のレイブ的な雰囲気やIDMシーンを思わせる作品で、90年代の作品っと言われて聴いたら納得してしまうであろうアルバムだ。全体的にBPMは早めではあるもののほぼ150~180で160が多めではあるため超高速というわけではない。

「Jam Jarre」はチープながら所謂「コーンウォール一派」思わせるメロディラインと歪んだキックが淡々と鳴り響く楽曲だ。細かく鳴る電子音も面白い

「Hardcore Raver」はタイトル通りレイブ色の強い楽曲で歪んだキックや細かく刻まれたアーメンブレイクが特徴的な楽曲だ。

「Toxico Gang」は無邪気な子供のようなシンセサウンドとAcidサウンドで始まり、展開が進んでからは不穏な空気と細かいブレイクビーツが特徴的な楽曲となっている。

最後に収録されている「Summer Frosby」はこのアルバムの中ではBPM116と遅く、切ないAcidサウンド聴ける楽曲だ。