COOL&CREATE“東方ストライク”

東方ストライク 

COOL&CREATE「東方ストライク」
レーベル:COOL&CREATE(同人サークル)
リリース年:2004年
ジャンル:東方アレンジ,同人音楽,Game Music


同人業界において大きな勢力を誇る東方projectの楽曲アレンジサークルとして人気の高いCOOL&CREATE初の東方オンリーアレンジCD

ちょいと前に日本最大の同人即売会イベントコミックマーケットの抽選結果が発表され、参加が決まったサークルはそろそろ制作をある程度形付けてないとまずい時期になってきました。僕が所属するサークル、おじさん窓も無事冬コミは当選し(夏は落ちた)そろそろ僕も楽曲制作をしなれてば….となっている。

さてそんな同人業界でも大きな勢力を誇るカテゴリーとして「東方project」というものがある。おそらくまず話をしなければならないとは思うんだけど、長くなってしまったのでCD紹介の↓に書くことにした。東方を知らない人は先にそっちを読んでいただきたい。

さて現在膨大な数存在する東方アレンジサークルの中でも特に人気のあるサークルの一つがCOOL&CREATEだ。COOL&CREATEはビートまりお、あまねを中心とした(元々はビートまりおの個人サークル)アレンジサークルだ。ビートまりおによる音ゲーなどの影響も伺えるアレンジやハチャメチャ感もありながら元気の出るヴォーカル、同人音楽ではそんなに多くないLiveを意識した楽曲など幅広い活動で人気だ。またIOSYSと並んでカラオケ配信の先駆けであったり、ニコ動初期から楽曲が高い人気を誇っていた。僕もおそらく東方を知ったのはこの二つのサークルのアレンジからだと思う。

ちなみにサークルの中心ビートまりお、あまねは今年入籍したそうな。めでたい‼︎

さて、そんなCOOL&CREATEも最初はSTGのアレンジなどを行なっており、その中で東方アレンジを制作、注目を集め今作が初の東方オンリーアレンジCDである。収録曲ではニコ動の音MADでは超おなじみ「最終鬼畜妹フランドール・S」や人気曲「Help me, ERINNNNNN!!」などを収録したアルバムとなっている。

「最終鬼畜妹フランドール・S」はフランドール・スカーレットのテーマ曲「U.N.オーエンは彼女なのか?」をはじめSTG怒首領蜂の楽曲(タイトルも「最終鬼畜兵器 蜂」から)の要素も含んだアレンジ楽曲。2007年ぐらいではニコ動で原曲からこの楽曲をつなげ、アニメなどの音声を合わせた音MADとして高い知名度を誇っていた。最近はかなり数が減ったがそれでもちょくちょくランキング入りもされていたりする。アップテンポでビートまりお楽曲ではおなじみユーロビートの影響が伺えるシンセリードが特徴的な楽曲だ。

メインの原曲「U.N.オーエンは彼女なのか?」はこちら。東方楽曲の中でも特に人気の高い楽曲でアレンジ数もかなり多い

「Help me, ERINNNNNN!!」は蓬莱山輝夜のテーマ曲「竹取飛翔 ~ Lunatic Princess」のアレンジ楽曲でインストバージョンとボーカルバージョンが存在し、今作にはインストバージョンが収録されている。こちらもニコ動メドレーで使用されるなどでニコ動で高い人気を誇るアレンジの一つだ。

しかしこれはやっぱりボーカルバージョンが非常にLive映えする楽曲であるのでそちらを見てもらいたい。

原曲はこちら。なおアレンジでは「( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!」と言ってるがえーりん(八意永琳)の楽曲ではない。これに限らず東方アレンジは原作はもちろん二次創作の知識も持っていないと理解できない部分もあったりする。


東方projectについて。東方projectはZUN(通称:神主)の主催するサークル上海アリス幻樂団の制作するゲームシリーズのことである。ゲームジャンルはSTGであり、多様なキャラクタ(100人はゆうに超えてるんじゃないかな)やゲームの弾幕は鬼畜さを持ちながら美しさ、さらに民俗学などネタも含み非常に人気のゲームである。

そして何と言っても「ゲーム音楽を作りたかったからゲームを作った」なんて話があるほどにゲームのBGMが素晴らしい。音源などは最新のものではないためややレトロ感もあるものの、それも味であり展開の仕方なども非常に心を熱くする。なかなかに特徴的でもあるため、ニコ動では流行ったが曲を東方の楽曲風にアレンジする「東方風アレンジ」なんてものもある。

現在東方projectは同人界では非常に大きな勢力を誇っているが、その要因は原作の楽曲やキャラの良さもあるが、最も大きい要因として2次創作に関して寛容な態度が取られているという点にある。つまり基本グレーである2次創作を商業を除き認められている点にある。そのため多くのサークルが2次創作を制作、それにより知名度が爆発的に高い作品となっている。

著作権とは作者を守るための重要な権利であるものの、それを解放することによって非常に大きな文化となっているというこの動き自体、非常に面白い現象だと思う。今年の冬コミでも多くの2次創作が制作され販売されると思われるが是非東方についても知ってもらいたいと思う。