DJ BAKU“SPINHEDDZ”

SPINHEDDZ 

DJ BAKU「SPINHEDDZ」
レーベル:POPGROUP Recordings
リリース年:2006年
ジャンル:Turntablism,Abstract Hiphop,日本語ラップ


日本屈指のターンテーブリストであり、近年では多ジャンルのアーティストを呼んだイベント「KAIKOO/邂逅」でおなじみ、DJ BAKUの1stアルバム。

ビートやサンプリングの仕方など軸はHiphopであるものの歪まされた荒々しくノイジーなサウンドはある意味ロックにも近い。今回ボーナストラックとして客演しているのもMSCが多く、アルバムの曲調はシリアスで重苦しい。このアルバムを制作するのに気に入ってるレコード400枚からひたすらサンプリングして制作しており、その素材の豊富さが楽しめる。

一度大分にいらっしゃったことがあり見に行ったがmachineなども用いてのセットは圧巻であった。

ハードコアバンドCORRUPTEDのヴォーカルHEVIを客演に呼んだ「EAT」はこのアルバムでは珍しく生っぽいbeatにノイズと地獄からの響き渡るかのような極悪なヴォイスが混ざり合う。

SPIN STREETはギターのループから音が重なり、そしてビートは倍速化するdrum’n bass系の楽曲だ。しかし一般的なドラムンとはちょっと空気が違い面白い。これまた多数のサンプルが空中戦を繰り広げる。

MSCの漢akaGAMIを客演に呼んだ「Kannibalism」は曲名通り恐ろしい楽曲だ。攻撃的な太いBeatに漢の暴力的なリリックとHOOKでノイジーなスクラッチが大暴れする。ここまでくるとノイズミュージックに近い。これを元に作られていると思われる「CANNIBAL-MIX」があるが、こちらもピリピリとした緊張感が漂う。

同じくMSCのPRIMALとフィメールラッパーRUMI(昔、般若とRUMIとBAKUの3人で般若というグループ名で活動した)を客演に呼んだ「畜殺」はまた違う意味で怖い。このアルバムの中ではかなりシンプルなトラックとなっており、その分地を這うようなBASSが心地よい。

アルバム通して重い世界観を味わうのもいいがClubで爆音で聴いてその太いBeatと荒々しいノイズでトリップしたい楽曲ばかり。ぜひCLUBの爆音で経験してもらいたいアルバムだ。


freedombaku

さてさて、そんなDJ BAKUだがなんと2016年6月4日(土曜日)に大分FREEDOMに登場‼︎最新作では現行のシーンでもっともパワーのあるEDMの要素も盛り込んであり、盛り上がること間違いなし。

大分からはaTRap(自分もメンバーであり、もっとも楽しんでるイベント)のメンツを中心に他のイベントからもdeepな音をかけるメンバーが集結。また1st EPをリリースした大分、福岡を拠点に活動するHiphopグループであるB.S.E.C.のリリースパーティも兼ねている。

かな〜りDEEPでコアなイベントとなるので音楽好きはぜひ遊びに行って欲しい‼︎