DJ Cam“Loa Project Volume II”

DJ CAM 

DJ Cam「Loa Project Volume II」
レーベル:Inflamable
リリース年:2000年
ジャンル:Abstract Hiphop,Trip Hop


Abstract Hiphop四天王の一人として名前が挙げられた劇シブHiphopアーティスト、DJ Camの6th

日本人は「三大〜〜」だとか「〜〜四天王」という表現が好きだな〜ってのはよく思う。これは音楽でもちょくちょく目にして、例えばアンダーワールド、オービタル、ケミカル・ブラザーズ、プロディジーをまとめてテクノ四天王だとか言われてたことがあるとか。今の感覚だとこの人選よくわかんないってなっちゃうんだけど、90年代をリアルに体験したてらわかってたのかな〜?結局僕この4点王という表現はあまり好きではないんだけど、メディアが宣伝しやすいってのがあるし、確かにジャンルの新しい入りとしてはとてもわかりやすい指標の一つだとは思う。

その指標として以前紹介したDJ Shadow,日本が誇るアーティストDJ KRUSH,そしてDJ Vadimとともに「Abstract Hiphop四天王」の一人として名前があげられるアーティストがDJ Camだ(あ、ブログ書いてって思ったけど、この言い方紹介しやすいな….)

一般的にHiphopから少し外れた、難解であったり実験的であったりするAbstract Hiphop、全体的に暗い雰囲気が多かったりするのだが、DJ Camの楽曲はなかなかに渋い楽曲が多い。割とJazzy Hiphopよりの楽曲が多い印象がある。

1994年のデビュー以降、かなりコンスタントなペースでアルバムを発表し、discogsを見る限り14枚のアルバムをリリースしている。ちなみに今作はVolume IIとなっているが恥ずかしながら僕はVolume Iがわかっていない。知ってる方はコメントをください………

今作も風変わりなJazzのからReggae/Jungleネタのサンプリングと幅広いネタ使いが見られる。

「Juliet」はシンプルなピアノからミニマルな展開が楽しめる楽曲。彼のサンプリングのネタの配置のセンスが感じ取れる楽曲。

しかしこの楽曲個人的に好きなのは日本版のボーナストラックに収録された「Juliet (Love Version)」という楽曲。正直「え、原曲どこいったの?」ってなるぐらい原曲からかけ離れた楽曲なんだけど、これサンプリングで以前紹介したNicknackの「Mustard Seed」と同ネタ(freddie hubbard「little sunflower」)が使用されている。Nicknackとも雰囲気がなかなか違うので聴き比べてみてほしい。

動画がないため元ネタしか紹介できないのだが「Ganja Man」ではこの前来日したジャングルのレジェンドCONGO NATTY.a.k.a.REBEL MCの楽曲がサンプリングされている。Jungle成分を取り除から、Hiphopの重いビートが乗り、彼らしい楽曲に生まれ変わっている。

「Ghetto Love」などはAbstract Hiphopらしい重苦しい世界観が楽しめる楽曲だ。途中で大きく展開を見せるところも面白い。