Machine Drum“Urban Biology”

Urban Biology 

Machine Drum「Urban Biology」
レーベル:merck records
リリース年:2002年
ジャンル:エレクトロニカmeetsヒップホップ,Hiphop,Electronica


現在Bass Music界隈でも大活躍、様々な作品を発表するMachine Drumのエレクトロニカmeetsヒップホップの名盤

ついこないだMachine Drumの新作「Human Energy」が発表された。きらびやかでメロディックなシンセ、独特のリズムや声ネタの使いなどここ最近のBass Musicを吸収した作風である。

Machine Drumは常に新しい音楽を吸収しアルバムごとに同一人物とは思えない多様なトラックを製作する。Juke/Footworkが賑わった頃に発表された「Room(s)」はJuke/Footworkを製作、さらに多様なアーティストの楽曲をJuke/Footworkを行っていたし、その次に発表された「Vapor City」ではdrum’n bassの楽曲が収録されている。またDubstepが流行りだした頃、Remix等(例えば日本のBroken Hazeのrebuild)でDubstepの手法が確認できる。

このように様々な楽曲を製作するMachine Drumだが僕の中の印象だとまず出てくるのはヒップホップとエレクトロニカの融合である。というのも彼を知ったのはこのブログでも取り上げたprefuse 73やdabryeのようなエレクトロニカmeetsヒップホップの代表的なアーティストとしてだったからだ。そしてリリース元はこのジャンルでは最も有名なレーベルであろうmerck recordsからである。

もう完全に死語(というかそもそもそんなにこの言葉が流行ってたとは思えない)と化しているエレクトロニカmeetsヒップホップとして、彼はエレクトロニカ譲りの細かいカットアップと太いドラムが融合したサウンドを2000年中盤まで製作していた。今作ではさらにセンチメンタルなメロディでチルサウンドが特徴的だ。

「cream soda part 2」は(part1はアルバムのイントロ)はアルバムの中でも特に気に入っており、イベントでもかなりの頻度でかけている楽曲だ。細かくカットされた上ネタにかなり鋭く尖った加工がなされたビートが乗る。左右へのパン振りもなかなか細かくて面白い。激しさはなく独特の空気感を聴かせる楽曲だ。

「Def In It」は上ネタのチョップの仕方やなどかなりHiphopよりに思えるが、途中からエレクトロニカ的な細かな加工が見られる楽曲。まさにエレクトロニカmeetsヒップホップといえる絶妙なバランス感と言える。雰囲気は一定ながらなかなか展開が多い楽曲。

「Nathea」はなかなか温かみのある加工の上ネタが特徴的なチルいビートの楽曲。上ネタのメロディと加工の仕方が気に入ってる。