Michita“ONE”

Michita ONE 

Michita「ONE」
レーベル:Libyus Music
リリース年:2008年
ジャンル:Instrumental Hiphop


北海道在住、1988年DJ活動を開始し北海道シーンで活躍するアーティストの1stアルバム。

美しいピアノのメロディが特徴的なインストのHiphop系ビートのアルバム。普通のHiphopビートを太く重いビートではなく、またjazzy系のアルバムのようにjazz要素が強いわけではない。ラウンジ向け楽曲が多い作品になっている。

BPMは90〜100が多く、普通のインストHiphopと混ぜてかけれて、また展開がシンプルな分ある意味DJでかけやすい楽曲が多い。

音、展開がとてもシンプルであり、美しいアコースティック系の楽器(ピアノの演奏が多い)によるメロディのループがあり、それにフィルターがかかるなどしての展開が付けられているが、劇的な変化はなくミニマルな展開になっている。ただ単調なビートではなく、上ネタやドラムが逆再生になるアクセントもある。

切ないメロディラインと逆再生されたネタが混ざりある「23thtrmnl」、ビートに深い音響系エフェクトがかかり、DUB的なアプローチが見られる「Drpz」、静かに美しいピアノに対照的なアルバムでもっとも荒く、IDM的に壊れたドラムが特徴的な「22thblkn’」などなど

オススメの1曲はレーベルのLibyus Musicのコンピに収録され話題を呼んだ「Metronome」かなり切ない癒しのメロディ。ドラムの音色が変わるなどの変化も多く、それからの上ネタの切なさがきわ立つ長いブレイクなどが聞ける良曲。

 


 

またインストアルバムであるこの作品と対照的なTWO というラッパーを招いたアルバムが1ヶ月差でリリースされており、「23thtrmnl」にMEISOがラップを乗せた「ソラニシラレヌ」はリリックが素晴らしくかなりの名曲である。恋愛をボート、それの終わりを沈没と例え、最後に“足を引く記憶は金の延べ棒”と〆るこのラインが何度聞いても鳥肌モノ