múm“Yesterday Was Dramatic,Today Is OK”

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múm「Yesterday Was Dramatic,Today Is OK」
レーベル:TMT Entertainment
リリース年:2000年
ジャンル:Electronica,北欧エレクトロニカ


アイスランドを代表する可愛らしい音と北欧の空気感を味わえるバンドmúmのデビューアルバム。

僕はどうしても「北欧」という言葉に弱いようだ。僕は別に北欧が好きだとか詳しいわけでは全くない。ただどうも「北欧」とジャンル名につくだけでとても興味を惹かれてしまう。国や地方の名前がジャンル名につくこと自体は珍しくはないが、「北欧」に関しては「北欧エレクトロニカ」「北欧メタル」「北欧Jazz」など幅広く用いたれている。

北欧エレクトロニカというものは感覚的なものだが少しアコースティックな要素が含まれている印象を持っている。2000年代中盤から後半にかけて生楽器を用いてたエレクトロニカは乱発されたような気がするが、それらとはまた違い、何か北欧っぽい空気感っというのもまたこの定義には必要だ。結局それはなんのかはハッキリしないのだが….

アイスランドは総人口たった33万人の国であるが素晴らしいアーティストを多数輩出しているもっとも有名はアーティストといえばビュークが挙げられるだろう。他にも以前このブログでも紹介したシガーロスなどが挙げられるだろう。múmはエレクトロニカバンドという形態で活動しており、普通のバンドのようにギターやベース、ドラムスなどで構成されているわけでもなく、音源聴いただけだと普通のエレクトロニカアーティストとなんら変わりがあるわけではない。ただこのバンドの特徴としては初期は姉妹のツインヴォーカルもメンバーであったことだ。この二人はのちに脱退するため、脱退する以前と以後で分けて考える見方が強いようだ(最近復帰したようだが)。

アルバムは全体を通して静かな、アンビエントテイストのエレクトロニカの楽曲が収録されており、どれも冷たいとも暖かいともいえ、柔らかく、そして浮遊感のあるトラックまさにアイルランドの空気(結局なんなんだそれは…)を感じさせてくれる。アコースティックの要素としては楽器としてだけではなく、生活音などもサンプリングして用いられている。

アルバム一曲目の「i’m 9 today」で彼らの世界に入り込むことが可能だ。グリッチーなノイズのリズムにグロッケン系の高音が綺麗な楽曲が空気を作っていく。メインのメロディを奏でるピアニカも可愛らしい。

こちらはLive映像。こうしてみると様々な楽器が用いられているのがわかる。

「Awake On A Train」は1曲前の「Asleep On A Train」の続編(?)で跳ねるようなリズムが可愛らしい。途中ノイズが入ってからは少し曲調が変化する。

「The Ballad Of The Broken Birdie Records」はノイジーに加工された上ネタとドラムにヴォーカル姉妹のまるで子供のような透き通った歌声が乗る。まさにmúmならではの楽曲。