Photek“ Modus Operandi”

Photek_Modus 

Photek「Modus Operandi」
レーベル:Astralwerks
リリース年:1997年
ジャンル:Drum ‘n’ Bass


英国人ながら「二天一流」「7人の侍」など日本文化の影響も見られる激渋Drum ‘n’ BassアーティストPhotekの1stアルバム

Drum ‘n’ Bassは現在のクラブシーンでも大きな割合を示すジャンルであり、EDMシーンの一つとしても人気のあるジャンルだ。またDrum ‘n’ Bassという名前から離れリキッドファンクなど使われる音色なども変化し幅広い勢力となっている。僕自身Drum ‘n’ Bassは好きだしDrum ‘n’ BassREMIXの製作なんかもしていた。そしてイベントでかけることになっても最新、比較的に新しい曲をかけると思う。

しかしドラムンが生まれた90年代の作品もやはり素晴らしい。このころのドラムンは現在のものほど派手ではないしBPMが少し遅かったりするのだがまた別の楽しみ方がある。その中でも自分に中でももっとも気に入ってる1枚がこのアルバムだ。

Photekの作るドラムンはひたすらいに渋い。音数は最小限にまで削られたミニマルな構成であり無駄が一切ない。ただミニマルなだけでは渋いって感覚にはならないのだがそこは音の配置の仕方などによるものだろう。また「ni ten ichi ryu」「seven samurai」などの日本語タイトルの楽曲があるなど日本文化の影響も見られる。現在日本文化の影響が見られるジャンルとしてFuture Bassやインターネットから発達したBass Musicなどがあるが、こちらはアニメやサブカルとしての日本文化の影響だ。しかしPhotekの日本文化はわび・さび(侘・寂)など美意識としての影響が見られる。だから渋い。僕は日本のアニメも大好きだし日本文化からのkawaii系の音楽やムーブメントも大好きだが、こういう静寂な日本らしさの影響を受けた楽曲というのももっと増えないかなぁっとも思っている。

アルバムは全曲静かな楽曲で占められ、ほぼドラムンベースの楽曲になっているが数曲テンポの落としたブレイクビーツとなっている。

オススメの1曲としてシングルとしてリリースされ日本盤にボーナストラックとして収録されている(なので絶対日本盤を購入‼︎)「Ni Ten Ichi Ryu」は2種類のドラムを用いた楽曲が。PVも劇渋。なぜ日本人じゃないのにここまでの作品を作ることができるのであろうか…..ちなみに声ネタは黒澤明監督の「用心棒」かららしい

他にも「Minotaur」もなかなか渋い曲だ。太鼓のような音がなかなか特徴的。ちなみにイントロのSEはアルバムで楽曲の変わり目で何回か使われており次紹介する楽曲の頭でも聞くことができる。

「Aleph 1」はアシッドなbassが使われ少々雰囲気が違う楽曲。