Rusko“O.M.G.! ”

rusko omg 

Rusko「O.M.G.!」
レーベル:Mad Dicent
リリース年:2010年
ジャンル:Dubstep/Brostep


 

イギリスのレイブ系ダブステップアーティストRuskoのジャケも強烈な1st(?)アルバム

リリース元は現在もClubサウンドの最前線を行く、DiploのレーベルMAD DICENTだ。このレーベルは本当に新しく生まれたジャンルを流行らせるのがうまい。このアルバムも暗く重たかったDubstepを現在のようにEDMとして大型のイベントで爆発的なダンスを行うジャンルのムーブメントを生み出した走りの1枚だと思う。やはりDiploのプロデューサーをプロデュースする(?)手腕は恐ろしい。

さて、Dubstepなのにど派手なレイブサウンドとかした彼のサウンドはよく以前紹介した少々産業的に進化したDubstep,Brostepという括りにされることが多い。ただし本人はこれを否定している。

彼はDubstepとしてみてもBrostepとみてもかなり異端な存在だ。Dubstepにおけるワブルベースはひたすら重低音であり環境によっては聴くことができないこともある。Brostepの音は結構流行の音があって年々同一のサウンドになり単純化してる傾向がある。Ruskoのワブルベースは重低音というよりかは少し中高音域の強調されているためBrostep的だ。しかし、この音が他にない音色をしている。またDubstepとは2stepから発達したジャンルでありDubstepの楽曲によっては2step的なドラムアプローチが多い。なぜかBrostepBPM70としてのノリ、140の4つ打ちに化けることがあってもあまり2step的なドラムが登場しない。しかしRuskoは結構2step的なドラムプログラミングの楽曲が多い。

アルバムを通してBPMはほぼ70/140で構成されている、まさにDubstepのアルバムだ。また客演としてGucci Maneが参加しているのが面白い。Ruskoは後々サイプレスヒルともコラボアルバムを製作するなどHiphop的なアプローチも見られる。

1曲目「Woo Boost」は名曲中の名曲だ。ワブルベースで曲のメロディラインが奏でられ、様々な音色のワブルベースが登場するがその音色がどれも独特であり、他のアーティストでこれに近い楽曲を作ったのを見たことがない。実はDubstepに本格的に興味を持ったのはこの曲がきっかけだったりする。PVもなかなか強烈


また日本版のボーナストラックとして日本を代表するエレクトロユニット、80KIDZのリミックスを収録している。これまた声ネタや部分的に原曲の要素もみせつつ、また普通のエレクトロとも違う独特のドラムプログラミングみられる実に面白いRemixとなっている。

「Hold on」はアルバムにもチラホラみられる2step的な要素も強い楽曲だ。客演のAmber Coffmanの歌声が少し切なげ。さっきの曲と打って変わってピアノのコードも切なげ。

「I Love You」もまたこれぞRusko!といえる彼独特のワブルベースが楽しめる楽曲だ。独特の間もいい

トークボックスの歌声とレイブなピアノのバッキングが特徴的なタイトル通りの「Raver’s Spesh」

彼のDJ動画を貼っておく。う〜ん本当に楽しそう。Ruskoは最高のお祭り野郎だ。